先日、Oracle Cloud Infrastructure 2024 Architect Professional (1Z0-997-24-JPN) を受験し、無事に合格しました!
この記事では、学習方法や試験当日の流れについてまとめます。
資格概要
Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Architect Professional 認定資格は、OCI Architect Associate 資格の次のレベルの資格として、より専門的な知識とスキルをもっていることを証明します。Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Architect Professional 認定資格を取得するには、Associate レベルの認定資格を取得している必要があります。Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Architect Professional 認定資格は、OCI でのソリューションの計画、設計、実装および操作に必要な実践的な経験と知識があることを証明します。認定試験では、次のトピックをカバーします。最新の研修コースの受講と、現場経験が推奨されます。
上記、公式サイトからの引用です。要約すると、
- Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Architect Professional は、OCI Architect Associate 資格の次のステップとなる資格
- OCIでのソリューションの計画、設計、実装、操作に必要なスキルを証明する資格
といった感じです。
AWS認定資格に馴染みのある方は、「Solutions Architect – Professional」に相当すると考えると分かりやすいでしょう。OCIインフラ設計に関する最上位レベルの試験です。
試験範囲
試験の出題トピックは次の通り。公式サイトからの引用です。
- クラウドネイティブ・ソリューションの構築
- 高可用性およびディザスタ・リカバリ・ソリューションの設計
- セキュリティ・ソリューションの実装
- OCI でのデータベースの実装と運用
- マルチクラウドおよびハイブリッド・ソリューションの設計と評価
- OCI へのワークロードの移行
- 可観測性ソリューションの実装
これだけだと何を勉強して良いか全くわかりませんよね。しかし、後述の学習方法の部分で詳しく説明しますが、OCI Architect Professional (2024) 日本語のラーニングパスという教材に沿って学習すれば合格に必要な知識は自然と身に付くため、試験範囲についてはあまり気にする必要はないと思います。
試験形式
日本語版試験は2024年12月現在でオンライン試験のみとなっています。IT資格試験は一般的に各地のテストセンターで受験することが多いと思いますが、Oracle Cloud Infrastructure 2024 Architect Professional試験では自分のパソコンからインターネットにアクセスして受験します。
出題形式は選択問題、実技試験となっています。
選択問題はいくつかの選択肢から1つ、あるいは複数の項目をチェックするよくある形式です。
やはり特徴的な部分は実技試験があるというところですね。実技試験は想定シナリオが2つ出題され、その中に小問がいくつか含まれる形式です。
選択問題・実技試験を合わせて合計90分の制限時間が設けられています。
また受験料は 37,975円(高い…)です。なるべく1回で合格できるようにしっかり準備をして挑みたいところです。
学習方法
試験勉強は、Oracle Universityで公開されているOCI Architect Professional (2024) 日本語のラーニングパスを活用しました。このラーニングパスは非常に充実しており、学習の8割はこれで行いました。
このラーニングパスは概ね次のような内容で構成されています。
- 合計900ページ超のスライド資料(Student Guide)
- 30時間超の動画解説資料
- 約80問の選択式演習問題
- 実技試験を想定したハンズオン教材(20問程度)
特筆すべきところが、これだけの充実度であるにもかかわらず無料で使用できます。ハンズオン学習でOCIアカウントを作成する場合はクラウドの利用料金がかかってしまいますが、OCIには様々な無料オプション(Free Tier)があるので、こちらも活用していくとよりお得に学習が進められます。
学習の残りの2割は以下の方法で補いました。
- OCIの公式ドキュメントを読む
- オンライン試験対策セミナーを受講
特にセミナー資料は要点が整理されており、試験で役立つ内容が多かったです。私は2024年11月のセミナーに参加しましたが、2025年1月時点では新しい開催予定は公開されていませんでした。
定期的に公式サイトをチェックし、機会があれば参加することをおすすめします。合格に役立つこと間違い無しです。
OCIの公式ドキュメントは参考書代わりの利用といったところです。AWSなど別のクラウドサービスやITサービスのドキュメントを仕事柄読むことの多い筆者ですが、OCIのドキュメントは比較的わかりやすく、内容も充実していると感じます。
ラーニングパスの資料だけだと解決しない部分があればこちらも見てみてください。(日本語訳に違和感があるところが少々気になりますが…)
学習の流れ
以下のステップで学習を進めました。
- ラーニングパスのスライド資料 (Student Guide) を通読 (約2時間)
- ラーニングパス各章末尾の確認問題やPractice Exam(全80問程度)を解く (約20時間)
- 実技試験を想定したハンズオン教材(全20問程度)を2周実施 (約15時間)
- 試験ポイント解説セミナー資料で模擬問題を解く (約1時間)
学習期間は約4週間で、試験日が近づくにつれ学習時間を増やしました。
合格までに必要な学習時間の目安は32時間(セミナー資料より)とされていましたが、私はそれを少し上回る学習時間でした。
試験の当日
結果としては85%で合格でした!
試験環境
試験の形式を簡単にまとめると、次の通りです。
- Zoomで試験官と接続し、カメラをONにして受験
- Zoomの画面共有と映像監視あり
- 本人確認は免許証を提示
試験は、右側に問題文、左側にOCIコンソールを表示する形式です。
チェックイン(本人確認やZoomのセットアップ)は試験開始30分前から可能で、早めに済ませると試験時間を実質30分延長できます。
試験は90分間ですが、余裕を持って取り組むために早めのチェックインをすることがおすすめです。
試験内容
試験の内容は次の通りでした。
- 実技試験 (シナリオ問題) 2問
- 選択問題 25問
実技試験はラーニングパスのサンプルシナリオと類似した問題が出題されましたので、比較的スムーズに回答することができたと思います。
一方、選択問題は難易度がやや高めで、回答に時間を要しました。選択問題に余裕を持って回答するために時間配分に気を付けて試験に挑む必要があります。
また、実技試験で少し戸惑った点を挙げると、
- CloudShellでインスタンスにsshログインする際、ローカル端末から秘密鍵をアップロードしてログイン
- インスタンスのWebアクセスチェックを試験中に実施
これらの操作を実際の試験中に行うというのは今まで経験したことが無く少し心配になりましたが、試験官から特に指摘を受けることも無かったので仕様のようです。
試験中は常に画面共有による監視があるので、ローカル端末上に不要なファイルを配置しないことや、不要なウィンドウは閉じておきましょう。
これらの経験がない場合は事前にシミュレーションしておくと安心です。
感想とまとめ
OCIのラーニングパスが非常に充実しており、しっかり活用すれば合格を目指せます。
試験は難しいですが、実技試験を通じてOCIスキルが向上する良い機会です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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