Oracle Cloud Infrastructure 2024 Architect Associate(1Z0-1072-24-JPN)を受験する機会がありましたので、学習方法などのまとめです!
概要
Oracle Cloud Infrastructure 2024 Architect Associateとは、Oracle Cloud(オラクルクラウド)インフラストラクチャに関する基本的な知識とスキルを認定するための試験です。
試験の内容としてはこんな感じ。
AWSの試験に当てはめるとAWS Certified Solutions Architect – Associateに相当しそうです。
Architect Associateを含めて2024年度版の試験には4種類他にもあるようです。
試験のジャンルや難易度にバリエーションに差がありそうです。
- Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified AI Foundations Associate
- Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Architect Associate
- Oracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Foundations Associate
- Oracle Cloud Infrastructure 2024 Data Certified Foundations Associate
ここではOracle Cloud Infrastructure 2024 Certified Architect Associateの受験に絞って紹介します。
学習方法
試験勉強はOracle Universityで公開されている、OCI Architect Associate (2024) 日本語のラーニングパスを使用して勉強をしました。
このコンテンツの利用のみで無事に合格することができました!
Oracle Universityのアカウントがあれば無料でコンテンツを使用できるのでありがたいですね!これだけやっておけば十分に合格水準に達することができると思います。
ラーニングパスの内容ですが、かなり充実していて、試験範囲のサービスについて解説したスライド資料(500ページ超w)、各サービスの解説動画(これもかなりのボリュームで全て見ようとしたら10hはかかりそう)さらには実機演習や練習問題などのコンテンツがあります!
私の場合は試験までにあまり時間が取れなかったこともあり、コンテンツの中身を絞って学習を進めました。
スライド資料目を通す
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練習問題
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間違ったところを再度スライド資料で確認or動画教材で確認
スライド資料を読む時には、普段はAWSを使用していることもあり、「AWSとの違い」や、「AWSでいうとどのサービスに相当するか」というところを意識して読みました。
普段業務でクラウドを活用している人であれば、ボリュームは多いですが割とすんなり頭に入ってくると思います!
合格までの流れ
試験までの流れはこんな感じ。
9/7〜9/15 隙間時間などを活用してスライド資料を読む。OCIで特徴的だなと思うところは適宜メモをとる。
9/16〜9/19 演習問題を解いていく。間違ったところはメモに残しつつ、スライド資料の確認や、動画教材の確認をする。
9/20 今まで残したメモを読み返し、受験。合格!
試験の前日にはがっつり1日(5hくらい?)やりましたが、基本的には1日1時間に満たないくらいの学習で、トータルすると15hくらいかなと思います。
AWSなど他のクラウドの資格試験に慣れていれば、このくらいの勉強時間で十分だと思います。
試験の当日
当日は遠隔による受験で、自分のPCにchromeの拡張機能(Proctorio)をインストールする必要があります。
試験の際はカメラに身分証明書を見せる程度の本人確認で、ピアソンVUEの遠隔試験のように受験する環境をカメラで撮影する、などの手間もありませんでした。
実際の試験では、練習問題で見たことあるなあという問題が体感3,4割くらいはあったような気がします。
練習問題そのまま、とまではいかないまでも、練習問題での誤答に相当する選択肢についても理解しており、練習問題の解説まできちんと読む、というところまできちんとやっていれば、十分に練習問題だけで太刀打ちできるレベル感かと思います。
他のクラウドの試験で時々ある、英文を無理やり和訳していてよくわからない日本語になっている、みたいなこともなかったと思いますw
勉強した範囲で実際に出題されたトピックは以下の通り(覚えている範囲ですが。。。)
- コンパートメントのポリシー継承
- 動的グループの概念
- タグベースアクセス制御の概念
- 4種類あるアイデンティティドメインタイプ
- アイデンティティ・ドメインで管理する内容
- IAMポリシーで使用できる動詞
- Defaultアイデンティティドメインと新規作成したアイデンティティドメインの違い
- セキュリティリストのデフォルトの設定値
- ロードバランサーの対応プロトコル
- Webアプリケーションアクセラレーション
- DRGにアタッチ可能なリソース
- リージョナルサブネットの概念
- レイテンシダッシュボードを使用するメリット
- ファイルストレージのクローンとレプリケーションの違い
- ファイルストレージの転送中暗号化の方法
- ボリュームグループの概念や制約
- ブロックボリュームの自動チューニング機能
- ブロックボリュームの性能(4種類)
- オブジェクトストレージのバージョニング
- オブジェクトストレージのレプリケーション
- バースト可能インスタンスの課金の仕組み
- カスタムイメージのリージョン間コピーの方法
- コンピュートインスタンスの容量タイプの選択肢
個人的にはIAM関連が細々としていてちょっと苦手でした。。
試験後
試験結果は受験後にすぐに確認することができます!数日ソワソワしなくて済むのはありがたいところですw
また、試験のフィードバックとして、自分が間違えた問題も後から教えてもらえるようです。試験内容のフィードバックは基本的には無い試験が多い中で、このようなフィードバックがもらえるのはありがたいなと思います。
まとめ
OCI試験の受験記でした。
公式のラーニングパスがかなり充実しており、そこをやりこんでおけば合格する水準に達することができると思います。他のクラウド認定試験と比べて情報が少ないですが、公式から提供されている学習コンテンツが充実しているのは助かりますね。
また、難易度もしっかり勉強していれば合格できるといった感覚。理不尽な出題も特に無かったです。
参考になれば幸いです。
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